Waka no Oto、このラジオは、子供の頃から生き方についてずっと探究してきた、
Wakanaが、みなさんのご相談に対してメッセージを伝えする番組です。
みなさんにとっての、昭和と安心につながる道の一つになりますように。
今日の質問は、ピチピチトマトさんから来ています。ありがとうございます。
では、今日もご相談の内容をシェアしていきたいと思います。
誰かと会話をしているときに、相手から答えや相談を求められていなくても、
より良い情報や解決策を伝えたいという思いが先に立って、自分の話すペースで話してしまいます。
その場の空気によると思いますが、しらけた空気にならないように、話をただ聞くということ、するときに大切なことは何ですか、というご相談でした。
ありがとうございます。
では、今日もメッセージをお伝えしていきたいと思います。
まず、このご相談の内容からすると、誰かの相談に乗るというような、そういった会話のときに、
どのような心得というか、視点で話を聞いたり、それに対して答えていったりすればいいのか、ということかな、というふうに受け取りましたので、
そのことについてお話ししていきたいと思いますね。
まず、相手は今何を求めているのかな、ということを、まずは最初に自分の中で把握をして話を聞くということは大切かと思います。
普通の会話のときは、もっとリラックスした会話のときですね。
そこまで、相手は何を求めているんだ、と考えて話すと疲れちゃいますので、
いつもじゃなくてもいいんですが、何か相手が困ったことや相談ごとをお話しされているときは、
相手は今、答えを求めているのか、つまり解決するためのヒントとか改善策というものを求めているのか、
それとも共感、ただ共感してほしい、聞いてほしい、寄り添ってほしい、そういったことを求めているのか。
そういったことをですね、自分で感じ取ることができるのであれば、まずはそこを感じ取ること。
それが難しいのであれば、最初は聞いてみてもいいかもしれませんね。
なんか、今お話してくれていること、相談してくれているんだけど、
今どんな気持ちになりたい、というふうに相手に聞いてみるのもいいかと思います。
これがまず一つポイント。
その上でですね、この話を聞くときにいくつかの聞き方があるんです。
私もね、結構本当に子供のときからいろんな人の話を、相談とか聞いたり載ったりすることがとても多かったので、
自分なりにですけれども、大きく3つ分けたことがあるんです。
まず一つは、頭で聞くということ。
この頭で聞くということでやれることは、先ほども言いましたけれども、
解決・改善策というものを示す、伝える、知っている情報や、そういったことを伝えていくということができやすくなります。
もしかしたらピチピチトマトさんは、より良い情報や解決策を伝えたいという思いが先に立つということだったので、
頭で聞くということを得意とされているのかもしれません。
もう一つは、心で聞くということ。
この心で聞くとどうなるかというと、共感をすることがよりできやすくなります。
そうすることによって、相手の今の状況や気持ちというものに寄り添っていくことができます。
なので、解決策というよりかは、ただ共感を分かち合って癒されるという感覚、
そういったものを求めているとき、相手がね。
そういったことが今は、もしかしたらこの方には大切かなというときは、心で聞くということに比重を置いて話を聞いていきます。
これは最後のもう一つあるんですけど、これは感覚的にもつかみにくいというか、分かりづらい部分でもあるんですが、
エネルギーを見て、エネルギーで聞くという、こういった三つ目の聞き方、これは私は結構これをよくやるんですね。
もともと、この心、この共感というものはすぐできちゃうというか、自然と話を聞かなくても共感しちゃうみたいなところが結構あったので、
そこで話を一生懸命聞いていると、寄り添いすぎるのもあまりバランスが傾いてしまうということになりますので、
自分自身もとても疲れてしまって、同じような体験をしたようなエネルギー感というか、気持ちの心の使い方をしてしまいますので、
ちょっと元気がないときとかそれをやってしまうと、もうすごく疲れてしまったり、ちょっと具合が悪くなってしまったり、
相手はそれで癒されるかというと、一時的には癒されるような気持ちになるんですが、やっぱり傾きがある場合というのは依存というものを生みやすいので、
結局相手にとっても根本的な、そのときに最適な気持ちというもの、状態というものは得られなかったりします。
寄り添うことはとても大切なんだけれど、心で聞くということもとても大切なんですが、
これも比重が大きすぎると本当に大切なことが見えなくなってしまったり、
自分の感情というものを使っていくので、自分の感情のコントロールができる状態だったらいいんですけれども、
それができないと一緒になって怒っちゃったり、怒りになったり、悲しみになったりして、
結局は同化しちゃって、新しい視点というか、そういったものをお渡しすることができなくなってしまうということがあります。
そういったときにエネルギーを聞く、エネルギーで見るというのは、相手の方が相談をしているときに、
もちろん相談内容というものを頭で聞きながら整理してき、
心で聞きながら共感をしながら寄り添っていって、本当にその人の感覚にも少しなりながら聞くんですが、
本当にこの方が今どんな状態、状況にあるのだろうかと、少し怒っていることの外側というか、そういったものを見ていく、聞いていくんですね。
この状態でいると何をお渡しできるかというと、実際には大変なことが起こっていると相手の方はご相談されている。
けれども、実際に起こっていることだけや、相手の方の気持ちだけを見るのではなくて、
もうちょっと大きな視点で見たときに、もしかしたらそのこと自体が何かうまくいくきっかけになる、とても大切な出来事だったり、
本当に怒っていることって何かなということが見えてくるので、そういったエネルギーで聞くということもやったりするんですけど、
この大きく3つの聞くがあるかと思うんですね。
その中でも自分が得意な聞き方というのがあると思うので、それを大切にされたらいいのですが、
本当に相手の相談を聞くときに大切なことというのは、相手からも自分からも少し距離を置いて話を聞くという姿勢だと思うんですね。
それがさっきの3つの聞くが、うまくバランスよく聞くということができるようになる一つの大切なポイントかと思います。
この自分からも相手からも少し離れる距離を取るということはどういうことなのかということについて、少しお話ししていきたいと思いますね。