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2025-06-13 07:09

#1202 「アポカリプスホテル」第10話ブラックコメディだけじゃないと思った話

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「アポカリプスホテル」第10話「シーツの白さは心の白さ」を観ました。ヒッチコックの映画「ハリーの災難」のような、一つの遺体をめぐるって起きるブラックコメディという風に楽しめる作品です。しかし、自分には「罪」を持たないヤチヨが「罪」を得て人間に近づいた話という風に読み取りました。いろいろな解釈ができるお話で面白かったです。

サマリー

アポカリプスホテル第10話では、遺体を題材にした謎とユーモアが交錯するエピソードが展開され、主人公のヤチオの成長と罪について深く考察されます。特に、感情を持ち始めた彼女が最後に犯す罪は、人間としての成長を意味する解釈が示されています。

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はい、おはようございまーす。本日の放送は、2025年の6月13日、金曜日です。
本日は第1202回目のお話となりまーす。このチャンネルは、福島県郡町在住の特撮アニメ漫画大スクエージのピョン吉が響きになったことを、ただただ話をしていくという番組です。
遺体とミステリーの展開
よろしくお願い致します。 アポカリプスホテル第10話
シーツの白さは心の白さを見ました。 今回もね、全く先の読めない展開で驚かされました。
どう受け取るかはですね、見る人次第。解釈の幅がとっても広い回だなーって思いました。 今回ね、その感想をお話し致します。
意味ありげな宇宙人がね、ホテル銀河ローに訪れまして、そして遺体となるわけですね。 普通ならばですね、審や犯人探しといったミステリー展開になりそうなんですが、今回はね、その気配を漂わせつつもですね、結局何も解決しないまま終わります。
この片透かし感にびっくり致しましたね。 もしかしてね、本格ミステリーとして視聴者に挑戦しているのかと思いまして、見返してみたんですよ。
一人目もね、二人目もね、感染症による病死なのかなーという感じの印象でしたね。 一人目はですね、最後にキャンディーを渡す場面でですね、首の後ろを痒そうに描いてるんですね。
二人目はですね、映画館のところでね、首の下の色がですね、一人目の遺体と同じような色になっているんですよ。
そのためですね、どちらもね、病気によって亡くなったのかなーというふうに見るのは自然かなと思いましたね。
ヒッチコックの映画にですね、ハリーの災難という作品があります。 森で見つかった遺体を巡ってね、起こるブラックコメディなんですね。
今回のエピソードもね、それに近くてですね、一人目の遺体を巡ってですね、巻き起こる騒動、それをコメディとして楽しむのはね、王道の味方なのかもしれませんね。
結局シーンが曖昧なま終わるオチだとかね、梅酢カズオフになってしまったポンコだとかね、映画シャイニングの彷彿させる宇宙人の登場だとかね、
オノどっから持ってきたんでしょうね。ポンスティンが嫉妬に狂っているとかね、またポンコ以上のトラブルメーカーになりそうなタマコの暴れっぷり、それともね、どれもインパクト抜群でした。
深く考えずに見ても十分楽しめる内容だと思いました。 でも私はですね、今回少し深いを見せてみたんですよ。
これは私の勝手な妄想です。 八丁屋さんはもともと人間により振り回っていますが、それはあくまで人間が作ったプログラムによる行動なんですね。
ところが第7話でね、自爆命令が出てきまして、それを逆らうわけですね。 第8話はですね、目的を失ってそれで暴走してしまいます。
そして第9話でね、結婚式と葬式を通しまして、愛だとかね、死を意識するようになるんですね。
つまり彼女はですね、徐々に人間のような感情を学び、プログラムを超えた存在になってきているんですね。
でもね、どうしても足りないものなんですよ。それはね、罪なんですよ。罪。 キースト教ではですね、アダムとイブが血の実を食べたことで罪を得て、神に使われた存在から人間になったとされています。
人間とは生まれながらにして罪を背負っている存在。 原罪というやつですね。
ヤチオの成長と罪
ヤチオはですね、人工的な存在なので、その原罪がないんですよね。 これまでもね、暴力的な行動、殴るだとかね、大砲を撃つなどね、やってますよね。
これはプログラムのバグに過ぎないわけですよ。 でも今回ですね、彼女はね、明確に罪を犯すんですね。
死体域を行ったんですよ。 ホテルの名声をね、維持するため、そのためにヤチオはね、死体域を決意するんですね。
感情を持ち、愛を知ったヤチオはですね、最後に罪を犯すことでね、人間になった。 そういう解釈もできるのではないかと思ったんですね。
本来ならばですね、ここはね、殺人害の罪を負わせるべきなんですよね。 石巻翔太郎漫画のね、人造人間キカイダの最終回ですよ。
人造人間のね、二郎ですかね、キカイダ。 これはね、兄弟のロボットたちをね、みんな殺してしまうんですね。
兄弟殺しという罪を背負うことでね、初めて人間になるという結末を迎えるんですね。 しかしね、ヤチオはね、同じように殺人をさせるわけにいかないわけですね。
だからこそね、死体域というですね、懲役3年ぐらいの罪に留めたのかな、なんて思ったわけですね。 一方ですね、一人目の宇宙人が持っていた、惑星を破壊するかもしれない雨玉。
あれはなぜ登場したのかですけどね。 人がね、罪を得て人間になったことでね、それによって老いと死が生まれました。
それと同じようにですね、ヤチオが罪を得たことでですね、新たな世界の終わりの種がもたらされた。 その象徴はね、あの雨玉ではないのかという気がするんですね。
そして、謎の陶芸家のフグリです。 あの可愛がったフグリはですね、現代陶芸家のおじさんになっていて衝撃でした。
フグリはですね、完璧なものではなくてですね、美しいものを作ろうとしているんですね。 完成してもね、美しくなければね、壊すという姿勢が非常に印象的でした。
ヤチオはね、罪を得たことで初めて美になったと思うんですね。 人間になったことでね。だからこそですね、彼女の罪のね、死体域現場。
無地団の墓なんですよね。そこに自分の間接させた、皿を捧げたんじゃないかと思うわけですね。 そういう演出だったんじゃないかと感じたんですね。
そしてその無地団の墓のそばにはですね、 一人目の宇宙人のアタッシュケースが埋められて、その中にはですね、地球を滅ぼすかもしれない雨玉が入っている。
つまり、地球の終わりはいつ訪れてもおかしくないという伏線でもあるわけです。 これはね、あくまで私の個人的な解釈です。
こだわるつもりは全然ありませんしね、公式の説得意図も非常に気になります。 インタビューとかね、出たらね、見てみたいなと思ってるんですよね。
アポカーリプスホテル第10話、今回もすごい内容でしたね。 次回の予告ではですね、ヤチオが休日を楽しんでいるね、ほのぼろなとした映像が流れていましたが、
どうせまたですね、想像もつかない展開になるんでしょうね。 どんな風になっているか非常に楽しみです。
はい、それではまた。もしよろしければ、ペンキちゃんオタクの話もつけてくださいね。 本日もお聞きくださいまして、
誠にありがとうございました。
07:09

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